会社設立のお祝いの手紙

会社設立のお祝いの手紙の文例


お知り合いや、取引先の社員さんの独立による会社設立に当たっては、お祝いの手紙をお送りすることになります。会社設立をお祝いする手紙はビジネス文書のひとつですので、失礼のない構成とすることが大切です。インターネットではビジネス文書の色々な文例を拾うことができますが、マニュアルにかっちり沿ったものでは、人間味に欠けることがあります。手紙を受け取る会社設立者の立場を慮り、心からのお祝いの気持ちを伝えられるものにしましょう。

まず、拝啓からはじまり敬具で終わる文体を使うのが良いでしょう。拝啓などの頭語の後には、時候の挨拶が入ります。この際、たとえば初夏の時期などは「桜の散る季節」といった言葉を使いたくなりますが、会社設立に当たってのお祝いの言葉としては「散る」という言葉はふさわしくありません。時候の挨拶の部分に限らず全体的に、悪い状況を連想させるような「散る」、「傾く」などの忌み言葉を使わないように気をつけましょう。「桜の散る季節」なら「新緑がまぶしい季節」などと言いかえるのが適切です。

時候の挨拶の後には、相手方の健康や安否を気遣う言葉が入ります。ここまでの書き方で最もシンプルなのは「拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」といった文章でしょう。「時下」というのは季節を問わず使える時候の挨拶ですので、季節の変わり目などでふさわしい言葉が思い浮かばないときは、便利に用いることができます。

この後、自分の現況を知らせる言葉を添えた後、会社設立に対するお祝いを述べる、一番の大切なところになります。最も伝えたいことをまず持ってくるのがベストです。「会社設立おめでとうございます。」といった言葉を必ず入れます。そして、独立に当たっての努力に敬意を示す言葉、今後の発展を祈る形でまとめると、すっきりとした文章になるでしょう。

また、会社設立は喜ばしいことではありますが、同時に不安や戸惑いもあるでしょうから、励ましの言葉を含めると、より人間味のある手紙になります。「創業者の栄誉に浴し」、「念願の夢が叶い」、「並々ならぬご精進」、「応援しております」、「必ずや発展繁盛しますこと確信しております」などの慣用句を用いつつ、手紙を構成しましょう。また、「この紙面を借りて申し上げるのも失礼かと思いますが」などの言葉を入れて、祝福の言葉と共に仕事の依頼もすると、開業時には喜ばれますので、可能ならば手紙の内容に含めましょう。”